最近、ひそかな人気の九重クランク(以下ココクラ)ですがその、ここではその強さの秘密に迫っちゃいましょう。
ボディーの秘密
まず材質ですが、クランクベイトのようなウォブリングアクションを主体とするルアーは、究極的にはバルサが最もいいと私は考えます。
管理釣り場用プラグのように小型化すればするほど浮力は重要で、通常の量産型ABSインジェクションプラグでは素材が浮力を持たない上に、内部構造やアイの保持部分などの無浮力部分がアクションに影響し、どうしてもアクションのピッチ数やふり幅の低下などをもたらします。バルサのような全浮力素材のようなキビキビしたアクションは出せません。
しかしバルサにもデメリットはあります。まず素材に強度がないため十分な下地作りとコーティングを行わなければならず、場合によってはその厚いコーティングによりバルサのメリットである浮力がスポイルされてしまうこともあります。また管理釣り場用などの小さいプラグは機械削りができませんので(多くのバス用バルサクランクは倣旋盤という3Dに削れる旋盤で作られます)ハンドカービングにならざるをえず大変高価です。またメリットである比重の軽さがキャスティングのしづらさにつながっています。
ココクラでは全浮力素材の発泡ウレタンをボディーに採用、素材自体の浮力はバルサに劣りますが、強度があり、浸水の心配もないため必要以上にコーティングを厚くせず済むため、アクションはバルサ製に見劣りしません。また全体にバルサより比重があるためキャストも楽です。もちろんバルサより大幅なコストダウンを実現、プラスチックルアー並みの価格を実現しました。
リップの秘密
最近、多くのルアーの広告で「薄型リップ採用!」といった言葉が踊っています。しかし多くのルアーはABS一体成型の為、強度の関係上、実際にはリップ周辺部以外それほど薄くなっていません。ココクラでは市販カンツリプラグ最薄の電子基盤(サーキットボード)リップを搭載!ポリカーボネイトでも不可能な0,5ミリの極薄リップを採用しています。泳ぎのキレが違います。
S設定の秘密
ココクラはスローシンキング。管理釣場用プラグの多くははフローティング設定です。どうしてもABS樹脂製の場合、残浮力を多くしないとウォブリングが小さくなるためです。ココクラは素材とリップに工夫をしたため、スローシンキング設定でも通常のフローティングプラグより強くて速いウォブリングを発生します。むしろ超スローリトリーブを行う場合、余分な浮力がボディーを浮かせてしまい、うまくレンジをトレースできません。超スローで泳ぐならばシンキングのほうが飛距離、レンジ共に使い勝手は優れています。
「魚が沸いてくる」秘密
これは意図したところではないのですが、重さと素材の偶然の効果で「着水音がまんまペレット」
朝夕のフィーディングタイムや何かの機会に着水点にナブラが発生するときがあります。
たくさん釣る秘密
その日の活性によりどうしてもショートバイトのときがあります。そういったときにはフックをトリプルに交換すると良い場合があります。基本は超スローのステディリトリーブですが、裏技として水面を2,3回バジングし魚を寄せる方法や、ロッドを水中に突っ込みレンジを下げる(にーリング)、などでいろいろ試してみてください。
最近、ココクラ欠品が多くご迷惑おかけしています。がんばって作りますのでよろしくお願いいたします。取り置きもできますのでお気軽にメールください。 |